入場無料
川原隧道は、江戸時代末期、当時の日田代官塩谷大四郎の命による日田玖珠往還改修に伴い、新たに築成されたものである。隧道を掘って経路を短縮し、石を敷いて荷車などが通行しやすく改善するのが目的であった。工事には豆田町の豪商、廣瀬久兵衛が尽力したことが入口の石柱に刻まれている。全長48m、上半部に長さ1.6mの大きな石をハの字形に2個組み合わせ、掘削面を石積みで防護する構造で、隧道の両側には石畳も残されている。当時の土木技術を知ることが出来る。 【住所】大分県日田市天瀬町女子畑
【電話】0973-24-7171(日田市文化財保護課)